ワークショップ

【今年の夏祭りに。】

今年はもうあちらこちらで浴衣を目にすることが多くなってきましたね。皆さんの周りではいかがですか?コロナ禍でお祭りも外出自体もなかなか難しかったですが、今年はカラコロ下駄で夕方にそぞろ歩きできそうですね。

今では、外出着としての地位を確立している浴衣ですが、元々は湯帷子(ゆかたびら)からきています。その昔、偉い方々がお風呂に入る時やお風呂上りにお召しになっていた綿や麻でできた単衣のもので、着物とは一線を画すものでした。それが、時を経て現在の形になっているようですよ。

浴衣を着るための準備

形そのものは着物と同じですが、浴衣を着るための準備は少しだけ異なるので、見ていきましょう。普段、着物をお召しになることが無い方でも浴衣ならばと袖を通されることあると思います。準備編、着付け編、後片付け編の三部構成でお届けしますね。

1.浴衣

もちろん、これがないと始まらないですね。綿や麻混紡、コーマ地や紅梅地など、生地から選んで自分ピッタリサイズに仕立てるも良し、すぐに着ることができる仕立て上がりを購入するのも良し。色や柄も今は本当に様々です。私が小さい頃は藍染の浴衣が多かったです。これは、藍による虫よけ効果もあったからだそうですよ。夜風は気持ち良いですが、羽音が少しうるさい蚊はさけたいですよね。

2.浴衣帯(半幅帯)

子どもの頃には、兵児帯といってフワフワした絞りが入った薄くて長い蝶結びが簡単にできる帯でした。それが、中学生くらいになると半幅帯、帯幅が約15cmくらいの両面使える帯を使います。前で結んで後ろにクルっと回せば、出来上がり!これは子どもの私でも出来たので、楽しくてTシャツの上から巻いて、色んな帯結びを試していました。一番好きなむすび方は『一文字結び』。シャキッとしていて、カッコいいんです。

3.履物

ゆかたの時の履物といえば、「下駄」ですよね。素足で履けて、カラコロ音立てて歩いていました。素足なので、鼻緒が合わないと結構辛いです。できれば、職人さんのいる履物屋さんで合わせて購入するのが良いと思います。でも、履物屋さんてトンと見かけなくなりましたよね。後は、普通のサンダルでも十分オシャレになりますよ。

4.小物

ゆかたは一枚で着るので、下に肌着をつけます。浴衣用というのも見かけますが、タンクトップとハーフパンツのようなものでも良いと思います。汗を吸ってくれる役割なので、これでなくてはというのは気にしない方がハードルが下がります。また、帯の中に入れる帯板や飾り用の紐やバッグなどもあると良いですね。個人的には扇子や団扇もあると重宝します。腰ひもも必要ですが、足袋は不要です。

5.髪飾り

髪がアップにできるようであれば、そこに簪やコームなど髪飾りを使う事もできます。これは朝顔の一本足簪です。夏ならではの髪飾りは楽しいですね。こういうのを自分で作れるともっと楽しくなりそうですよね。


個人的にですが、浴衣の着付けは着物よりもずっと難しいなと思っています。なぜかというと1枚で着るからです。枚数少ない方が簡単そうですが、実は着物の時に着る長襦袢、これさえきちんと着ていれば、着物は比較的簡単に綺麗に着れます。浴衣もちょっとしたコツさえ押さえれば、かっこよく着ることができます。それは、次の記事でご紹介しますね。


実有己さんのつまつま日記

浴衣の季節がやってきました。浴衣を出して点検しないとと思っています。畳んでタンスにしまってあるので、出して、吊り下げて、しわがあればアイロンをして、スタンバイです。帯もどれを合わせようかとあててみて、〇月〇日はこれで行こう!と考え中です。それに合わせて、髪飾りや帯飾り、バッグは洋服で持ってるものを使うか、籠バッグか、風呂敷か、楽しい悩みはつきません。また、浴衣の色に合わせて、髪飾りを自作するのも楽しいのです。今年は朝顔の一本足簪をメインで使おうと思っています。赤系と青系をつまつましましたので、その日の気分に合わせて、浴衣に合わせます。

そんなお話しも皆さんとできると楽しくなりそうですね。7月に朝顔の一本足簪を作るミニ講座を開講します。今年は新しい事にチャレンジしてみませんか?
季節のワンシーンを自分で演出できちゃいますね。

和を暮らしに取入て、毎日を丁寧に優しい気持ちで過ごしていきたいですね。「丁寧な和暮らし」は美しく上質な暮らしを引き寄せるお教室です。

ABOUT ME
ikeda-ya
着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。
9月ワークショップ開催

蝶々のアメピン


各日 定員:5名 講習費+材料費+税=3,300

9月14日(木)★リアル(横浜)

  • 午前10時30分~午後12時

9月9日(土)★リアル(阿佐ヶ谷)

  • 午後2時~午後3時30分

〇月〇日

  • 午前10時半~午後12時半

お申込み手順

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