毎月第二木曜日の午後は、リアルのお教室を横浜の中山駅近くで開催しています。そう、リアルなので皆顔を合わせてツマツマして完成に向かって集中します。得意なところもあれば、そうでないところも何とか頑張って、完成品を作り上げます。
リアルなのですが、今年からはお引越しされた生徒様がオンラインでご受講いただいており、とってもグローバルな気持ちにさせられています。良い時代になりますね。🍀
作品が出来上がるまで
1か月目
大体3か月かけて、1つの作品を作り上げていきます。
1ヵ月目は出来上がり見本を見ながら、ご自分で色を考えます。こんな色やあんな色、自然界には無いからこそのお色だったり、自然界に忠実に再現したいとスマホの画像を見ながら構想を練る。ここがまた楽しいひと時です。
色は染料そのままのお色よりは、少しづつ色を混色していきます。
ただ、難しいのは見たままのお色になることが滅多とないのです。気温や湿度、生地の定着具合によって、乾くと思ったのと違う色になることが多いです。だからこそ、次はと皆さん試行錯誤を楽しまれています。
二か月目
ここで土台を作り、一枚一枚染めた生地をつまつましていきます。お時間内に全部つまめれば良いのですが、100枚近い生地をつまむのでさすがに1日では終わりません。残りはどうするのか?基本的には次の月までの宿題となります。難しければ1月伸ばします。とはお話しするのですが、皆さん忘れない内にお家できちんとツマツマしていただいてるようです。今回の八重桜はひだ寄せというちょっと時間がかかるつまみ方で、さらにおちりんという土台も今までは異なる作り方で作ったものだったので、とても頑張られたと思います。
私の方で出来ることを考えようと思い、ショートの動画を撮ってアップして見ていただくようにしました。
なかなか良い方法だなと皆さんに好評でした。これからは教室で撮影しても良いかなと思っています。
3ヵ月目
それぞれのパーツ、お花や蕾、葉っぱなどを組上げて行くのが3ヵ月目です。組上げる時に使う材料は色々あります。フローラルテープや刺繍糸、職人さんは天極糸というシルクの糸を使用されています。聞いた話では、細長く生地をカットしてそれを使用されるというのもあるそうです。作品のイメージなどで使い分けできると良いですね。
番外:おやつの時間
画像は関係ないのですが、ずーっと手元を見つめて息をつめるように集中する作業のためか、エネルギーが途中で切れてしまう。誰かが言い出したわけではないので、お教室の時間の合間に小休止でお菓子をいただきながら、日ごろ気になってることや新しい情報、どこそこに行ってきた!やあそこが良かったなどなど皆さんの話は聞いてるだけで癒しです。
毎月のリアルのお教室の時間は私のお仕事の時間でもあり、癒しの時間でもあります。
先日ふと思ったのですが、お教室の皆さんからはマイナスな発言が無いのです。本当に楽しい時間を共有することができて幸せを感じている私です。
人の口に戸は立てられないですが、自分の口から発せられる言葉には責任を持った方が良いなと思います。お喋りな私は、以前はベラベラと言わなくて良い事まで発していたと思います。周囲の方にはとても迷惑をかけたり、不快な思いをさせてしまっていたかもしれません。ごめんなさい。
こんな風に考えることができるのもお教室の皆さんのおかげかと思います。もちろん、他にもお会いしてお話しする皆さんからお聞きする言葉が優しくて心地よいものだと気づき始めたからというのもあります。これからも大事にしていきたいですね。
いつもありがとうございます。🙇
和を暮らしに取入て、毎日を丁寧に優しい気持ちで過ごしていきたいですね。「丁寧な和暮らし」は美しく上質な暮らしを引き寄せるお教室です。
丁寧な和暮らしのYouTubeチャンネルでは、日本文化を楽しめる動画も数多くアップしています。日本の行事に使えるつまみ細工の数々や、なるほど納得な日本の風習、知っていそうでちょっと忘れていた和の道具の使い方など、ぜひご覧いただければと思います。お気に召していただけたら高評価をお願いいたします。また、質問やご相談などコメントいただけると嬉しいです。。