365日の和

【つまみ細工の変遷】SDGsと呼ばれる前から

京の宮中から発生したと言われる『つまみ細工』。
宮中の女御たちが端切れや好きな生地で自分の身の回りのものや、大切な人に作ってプレゼントしていたのかもしれませんね。
そういったところは、今とそう変わりがないのかもしれません。
初めは、吊るす薬玉をつまみ細工のお花で飾ったりしていたようです。

また、お道具入れや文箱などにも飾って愛でていたんでしょう。
(私の勝手な妄想ですが)そんな中、どなたかが京から江戸のお城にお土産かプレゼントとしてお持ちになったのではないかしら。薄絹の美しくて可憐なつまみ細工は、瞬く間に江戸城に留まらず、庶民にも流行ったようです。
この時には、花かんざしの技法が出来上がり、専従の職人も現れ始めたようです。

小さい絹地を折りたたんで、何枚も何十枚も心を込めて、無心になってつまんで葺いていたと思います。布を無駄にせず、芸術と呼べるほどのものにまで昇華させる『つまみ細工』これもSDGsの一環ではないでしょうかね。

職人でなくても今では簡単に始めることができます。ただ、独学で始めた私は基本だけは習っておくと早く綺麗な仕上がりの作品が出来上がるなと思っております。

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ikeda-ya
着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。
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8月8日(木)★横浜教室(中山駅そば)

  • 午前10時半~12時

9月12日(木)★横浜教室(中山駅そば)

  • 午前10時半~12時

10月10日(木)★横浜教室(中山駅そば)

  • 午前10時半~12時

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