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【色のチカラ】冷静沈着

今日の色:和名 鉛色(なまりいろ)

特徴:いつも心をコントロールする傍観者
色言葉:感情回避・孤独・冷静沈着

【鉛色】は、金属の鉛を思い出す青みがかった灰色のお色の名前です。鉛を原料とした顔料は古くからあり、「あおがね」と呼ばれて、人類が手にした最初の金属のひとつだそうです。加工がしやすく、さびにくい金属でもあります。戦国時代には、金や銀を精製する方法として「灰吹法(はいふきほう)」という製法が使われていました。これは、元となる金属をいったん、鉛に溶け込ませ、その中から金、銀を抽出(ちゅうしゅつ)するというものです。さらに、江戸時代には、銅から銀を分離させる精錬法(せいれんほう)が考えられ、このときにも鉛が使われていたそうです。

【鉛色】に合わせるのは、【藤黄色】。これは、ほのかに冴えた黄色です。 反する色のようですが、このふたつを組み合わせると、【藤黄色】の明るい強めの色を【鉛色】が抑えてくれ、落ち着いた色合いになるようです。これらを合わせて、つまみ細工をつまむと大人っぽいアクセサリーができそうです。これからの季節だとコートやストールのアクセントに使うと上品になりそうです。

貴女の好きな、チカラをくれるお色は何色ですか?


行きたいところはどこですか?

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着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。
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