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龍にまつわる言葉

2024年辰年になりました。今年は龍にまつわることやモノ、言葉、つくりもの、つまみ細工について、発信したいと考えております。
新しいチャレンジもしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【登竜門】(とうりゅうもん)

中国の古い言い伝えから来た人生の岐路となるような大事な試験のことをそう呼びます。

由来

中国に、「竜門」と呼ばれる急流があり、急流の下に集まっている鯉は、その「竜門」を登ることができませんでした。もし、その激しい「竜門」を登りきる鯉がいたら、その鯉は竜になれるという言い伝えがありました。
これは、とても難しいこと、困難を極めることを言い表しています。

この竜門の言い伝えから、立身出世の関門を「登竜門」と呼ぶようになりました。
中国の『後漢書』の故事が由来とされています。 その昔、李膺(りよう)という偉い官僚がいて、その官僚に認められた若い人は皆出世をすると言われていました。宮廷の実力者である李膺に認められることは、とても困難なことでした。そこから、この李膺に認められることを、竜門を登る鯉に例えて「登竜門」と呼んだという記述が、『後漢書』の『李膺伝』に残されています。これが現在の「登竜門」の言葉の由来だそうです。

使う際の注意点

本来「登竜門」は、「立身出世や成功のための関門を通ること」を意味する言葉です。
関門(試験やテスト)そのものを指すものではありません。

「登竜門を登る」や「登竜門を通過する」という表現は、二重表現となるため、間違って使わないように注意が必要です。

英語で言うと

英語で「登竜門」を表現するには「gateway to success」があります。国際的なコンクールで優勝することが登竜門であるという意味なら、「The prize is the gateway to success」や、「The prize is the gateway to the world」でOKです。

Domani から

登竜門の由来とは?

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着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。
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