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【初めてさんへ】つまみ細工のお道具

霜月の11月も後半戦。何となくワサワサした気持ちになってくるのは何なんでしょうか。私だけかしら?それとも皆さん、大なり小なり落ち着かない気持ちになってますか?でも、今年は少し例年と違います!それは、「幸せ時間」を感じるようになったから。それについては、また今度お話ししますね。

つまみ細工に限らず、何か手を使ったことをするには材料とともにお道具が必要ですね。お勉強するには、筆記具にノートや手帳、お料理するなら包丁やまな板、お鍋などなど。お道具を選ぶ時の基準はありますか?安いのが良い!高いのが良い!目指してる人が使っているものが良いなど、色々あると思います。どれが正解というのはなくて、納得して自分にしっくりきて、長く愛用したくなるお道具を選びたいですね。

最低限のお道具

つまみ細工で使うお道具もあげたらキリがありません。最低限これだけあれば、つまみ細工できるものをご紹介しますね。

ピンセット

小さな布地を折りたたむのに指先では難しいため、先端が細くて溝の無いピンセットを用いて形作ります。大きさや重さ、形も千差万別です。自分の手にあったものを探したいですね。まずは持ってみて、重すぎないか軽すぎないか、先端がきちんと合わさっているか、などいくつかのチェックをしてみると良いですね。大きな生地は指でも折りたためますが、より小さくて薄い生地は先がほっそりして、ギザギザした溝のないものがつまみやすいです。まっすぐなもの、先端が鶴首のように曲がっているもの、用途に合わせて使い分けましょう。話はそれますが、古代エジプトには既に女性の髪を手入れするのに存在したようです。日本にはオランダから医学とともに運ばれてきたとか(諸説あるようですが。)

ハサミ

100均から鋳物やさんまで幅広く販売されているハサミ。形は大きく分けて2つ。よく見かけるX型と呼ばれるもの。洋裁や文具でよくみかけますよね。もう一つが和裁で使われるU字型の握りばさみ。X型のハサミは奈良の正倉院からも見つかっているらしく、とても歴史が長いんです。U字型はギリシアで作られたもので、羊飼いなどが羊毛刈りに利用していたものではないかと考えられています。ハサミは用途に合わせて、専用に使うのが長持ちさせるコツです。また、使った後は汚れ等をぬぐっておくのもお忘れなく。

ものさし

長さを図るのに必要なものさし。似た言葉で定規もあります。これらの違い、分かりますか?

「ものさし」は、物の長さなどを測る道具のこと。
「定規」は、筆記用具やカッターをあてて、直線や曲線を引いたりカットする道具のこと。

また、見分け方もちゃんとあります。
目盛りの0の位置がどこにあるか。

ものの長さを測るための「ものさし」は先端が0、「定規」は先端ではなく少し内側に0の位置があるようです。お手持ちのものがどちらなのか見てみるのも面白いですね。

ものさし

手ふき

作ること自体には無くても良いものですが、接着剤をするつまみ細工ではあると生地やピンセットなどが汚れたままにならずにすみます。ちりめんを扱う場合は、必ず乾いたものを使用されるのをお勧めします。生地に当たると縮んでしまいかねないから。

糊板

糊を練って、伸ばして、その上に折り畳んだ生地を乗せて、糊を吸わせるもの。木の板でできてるものですが、吸水しない牛乳などのパックを綺麗に洗って、使いやすくカットしたものや下敷きのようなものでも代用可能です。木の板の場合は、使い終わったら綺麗に洗ってかびなどを寄せ付けないようにしっかり乾かしておきます。

糊べら

糊板と対で使われるようです。竹で作られた専用のものもありますが、パンナイフやスパチェラなどでも代用可能です。ノリの表面を綺麗にならすことができるのが大事。


改めて、つまみ細工の道具って考えると色々あるなぁって実感しました。どれも100均で手にすることができるものです。が、お道具は作品作りの肝になるところです。いくら良い生地や材料を使っても、道具がイマイチだと仕上がりもそれなりになってしまうように思います。お料理も良く切れる包丁が必要ですよね。それと同じだと思います。


実有己さんのつまつま日記

気持ちの良い気候が続いていますね。たまに雨が降ったりしますが、ほとんど毎日綺麗な心が和む紅葉を眺めることができます。先日、公園を散策していて本当に気持ちの良い日だったので、「なんて幸せなんでしょ。」って独り言をしゃべっておりました。他の方はどなたもいらっしゃらなかったので、良かったですが、誰かに聞かれていたら変な人って思われたでしょうね。でも、それくらい気持ち良い日だったのです。皆さんは「幸せ時間」感じていますか?「幸せ時間」持てるように、和の情報を日々発信しております。ご案内などは公式LINEでもアップしておりますので、気になる方はどうぞお友だちになってください。つまみ細工は四季を敏感に感じながら日々を過ごすことができ、一人でも皆さんでも楽しめる手仕事です。皆様は今年の秋、一緒に楽しんでみませんか?丁寧な和暮らしでは上質な暮らしを引き寄せる、そんなお話を皆さんとしたいと考えています。

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着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。
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