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【七五三】つまみ細工を始めたきっかけです。

来月は七五三の月。もうすでにお参りに行ったり、写真を撮ったりされているご家庭も多いかもしれませんね。娘が7歳の七五三を祝う時に何かプレゼントしたくて始めたのがつまみ細工を始めたきっかけです。もうあれから11年経過しました。笑っちゃうような仕上がりでしたが、当時は精一杯頑張って、つまんで仕上げた思いがあります。

私が子供の頃、七五三といえばお稚児さん風のいで立ちで祝ったと記憶しています。写真も今のお子さんとは全く異なる風情でした。それでも親や祖父母の祝ってくれる気持ちには何も変わることはないですね。

七五三について

平安時代から宮中で執り行われていた3つの儀式が基になっているようです。今と比べて医療が発達しておらず、衛生面もよくなかった昔、子どもの死亡率がとても高く7歳まで育つということが難しかったようです。それゆえ、7歳までは「神の子」として扱われ、7歳になってやっと一人前であると認められていたようです。

由来

3歳・5歳・7歳が節目となったのは、暦が中国から伝わった際に奇数は陽(縁起がいい)とされたため。「3歳で言葉を理解し、5歳で知恵がつき、7歳で乳歯が生え替わる」という成長の節目のためともいわれています。

3歳の時

平安時代、男女ともに生後7日目に頭髪を剃り、3歳頃までは丸坊主でいるという風習がありました。これは頭を清潔に保ち、病気の予防とし、その後健康な髪が生えてくると信じられていたためです。3歳の春を迎える頃に、子どもの健やかな成長や長生きを願い「髪置きの儀」を行ったと伝えられています。

5歳の時

平安時代での正装である袴を初めて身に付ける「袴着(はかまぎ)の儀」を執り行っていたそうです。この儀式を経て男の子は少年の仲間入りをし、羽織袴を着用するようになったと言われています。元は男女ともに行っていましたが、江戸時代に男の子のみの儀式に変わりました。現代の皇室でも、男児の儀式として数え5歳の時に「着袴(ちゃっこ)の儀」、その後に碁盤の上から飛び降りる「深曽木(ふかそぎ)の儀」が続けられています。

7歳の時

室町時代に初めて帯を締める儀式が「帯解(おびとき)の儀」として制定され、当時は男女ともに9歳で行われていたと言われています。「帯解(おびとき)の儀」は別名「紐落し」「四つ身祝い」などと呼ばれ、女児は7歳でこの儀式を行うになり、この帯解を経て大人の女性へ歩み始めると認められていました。

七五三の基本

引用:StudioAliceさんより

子どもの成長に一喜一憂するのはいつの時代も同じなんですね。その昔は儀式として執り行うほどの大事業。現代においても子どもの具合が悪くなるととても心配しますよね。神仏に頼りたくなるようなこともあると思います。


実有己さんのつまつま日記

秋が深まり、空が高くなり、空気が凛とし始めました。季節がまた一つ動いてることを感じます。和のことを調べていたりすると季節とは切り離せないことが沢山あります。七五三もその一つ。七五三はもちろん、お子さまたちが主役ですが、陰ひなたに見守り慈しむ親や祖父母、周囲の大人の方たちにも拍手を送りたくなる時ですね。元気に可愛く、たくましく育っているのはそうした子供たちの周囲のバックアップあってのこと。どちらも宝物です。我が家の子供たちはすっかり大きくなりましたので、一緒にいる時間が少なくなりました。時々顔を合わせる時は、立居振舞や人に対しての態度についてこっそり確認するようにしています。酷い時は注意することもありますが、ほとんどの場合は自分で考えて行動してほしいので、見守るだけにしています。

和を暮らしに取入て、毎日を丁寧に優しい気持ちで過ごしていきたいですね。丁寧な和暮らしでは上質な暮らしを引き寄せる、そんなお話を皆さんとしたいと考えています。

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着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。
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