桜は定番の色、ピンク。桜餅もそうだし、さくらんぼは少し濃いですが、ピンク色。桜とつくものは淡い桜色!しかないと思っていましたが、実は異なる色もあるんです。ご存じでしたか?
暮らしの桜
現在、日本の桜は約500種類以上あるようです。染井吉野/河津桜/八重桜/枝垂れ桜など開花時期、見た目、色もそれぞれに特徴があります。ピンクではなくてグリーンの桜は『御衣黄』という名称の桜です。リアルの桜花にはまだ出会ったことがありません。PCの画面などでは拝見していますが、ピンクとは違った美しさなのでしょう。
リアルな桜
500種類以上もある桜をご紹介するのは難しいので、耳にすることが多い染井吉野。気象庁が桜の開花を発表するのに使われるのも染井吉野。色は淡いピンク色で花が咲き終わる頃、目に鮮やかな葉が出始めるため、開花する時は花だけが枝を覆いつくすのも大きな特徴です。名前の由来は、江戸時代末期、染井村(現在の東京都豊島区辺り)で育てられた桜が、「吉野桜」と名付けられて広まったとされている。吉野は奈良県の吉野山の桜(一目千本桜)が知られているが、染井吉野と吉野山の桜は別の品種であるため、混同しないように1900年(明治33年)に染井吉野と名付けられたそうですよ。
飲食での桜
桜で思いつくのは、やっぱり『桜餅』。大好きです。関東と関西で皮の部分が異なるのはご存じでしょうか?関西はモチモチした道明寺で作られる桜餅。関東はクレープのように小麦粉で作ったタネを薄く焼いたものです。大阪出身の私は、成人するまで道明寺の桜餅しかないと思ってました。でも、桜の葉の塩漬けはどちらでも重宝されているんですね。香り豊かで春を食べてる気持ちになります。
後はおめでたい席でよく見かける『桜の塩漬け』。お湯を注ぐとそれだけで薫り高い桜茶になりますし、生地に練り込んで洋の焼菓子にしたり、お酒にも入っていたりします。
意匠の桜
日本の花にもなっている桜。和装の世界では、お花は使える季節が決まっていたりしますが、1年中使うことが可能なデザインでもありますね。おめでたい時に身に着ける晴れ着に散りばめられていることも多いですね。着物にも帯にも小物にも描かれていたり、刺繍が施してあったり、空を見上げなくても桜を堪能することができますね。
手作りの桜
桜の形はとても特徴的、色は薄紅色、形は小ぶりで、花びらの先端が先割れスプーンのように少し凹みがあったりします。それゆえ、手作りの題材に使われることも多いです。
下の画像は、つまみ細工でつまんだ桜です。染井吉野なら花と葉は同時期に出ないはずなので、別の桜ということにしてくださいね。
桜にまつわること、本当は何ページにも渡るくらいあるのですが、それはまたお会いした時にお話しできると良いなと思っています。皆さんのお好きな桜はどんなでしょうか?
毎年のことですが、桜が咲く前の樹を見るのが好きです。家の近所に桜が沢山植わっている公園があり、毎日のように通る時、見るのですが、この時期枝の先がほんのり紅くなっています。お化粧始めたな!と思って、毎日気にして見るようにしています。するとチラホラ花びらが恥ずかしそうに開き始めるのに遭遇します。わぁ~と心の中で呟いて、今年の色はどんなかなぁってワクワクしてきます。
そこで、このワクワクを毎年皆さんと共有したくて、桜の形をつまみ細工でつくるワークショップを開催しています。リアルは横浜の中山駅そばで、オンラインは平日と日曜日に設定しております。満開になる前に自作の桜を作ってチョコンと洋服やお帽子、バッグや着物に使ってみてはいかがでしょうか。
和を暮らしに取入て、毎日を丁寧に優しい気持ちで過ごしていきたいですね。丁寧な和暮らしでは上質な暮らしを引き寄せるお教室です。
ブローチ
各日 定員:5名 講習費+材料費+税=3,300円
9月12日(木)★リアル(横浜)
- 午前10時30分~午後12時
10月10日(木)★リアル(横浜)
- 午前10時30分~午後12時
11月14日(木)★リアル(横浜)
- 午前10時30分~午後12時
お申込み手順
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