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◆お雑煮と祝箸

もういくつ寝るとお正月~♪♬
と後2回「おやすみ」「おはよう」とあいさつするとお正月になります。
お正月と言えば、お節料理にお雑煮は外せないですよね。
皆さんのところのお雑煮はどんなお餅でどんな汁なんでしょうか?

お雑煮

始まり

お雑煮は平安時代から食べられていたようです。
お餅は農耕民族である日本人にとって、「ハレの日」に食べるおめでたい食べ物。
農作物の里芋やにんじん、大根などを、お餅とともにその年の最初に井戸や川から汲んだ若水を使って、新年初めての火で煮込んで、元日に食べたのが始まりだと言われています。

お餅

お雑煮には、お餅が欠かせませんよね。
これはお正月に年神様をお迎えするために、前年に収穫した米から作ったお餅をお供えし、そのお下がりとしてお雑煮を頂く、ということから始まったといわれています。

当初、お雑煮を食べる際、旧年の農作物の収穫が無事に行えたことに感謝して、新年の豊作や家内安全を祈っていました。
そうして、お雑煮はお正月に欠かせない料理となり、農耕民族である日本に、深く根付いていきました。

皆さんが召し上がるお餅は丸餅ですか?それとも角餅ですか?
関西地方では、丸餅が多く、東京や寒冷地などの関東地方では、角餅を使うことが多いようです。
これは江戸時代、江戸の人口が爆発的に多くなったため、手でひとつずつ丸めて作る丸餅よりも、短い時間で沢山できる角餅が作られていた、と言われています。
関西地方では、円満の意味を持つ丸餅が、縁起ものとして食べられています。

汁や具材

関西地方では、お雑煮は白味噌仕立てで食べることが多いです。
近畿地方を除く西日本と関東地方では、すまし汁仕立てが多いそうです。
能登半島の一部地域や出雲地方では、小豆の入ったお雑煮を食べている地域もあるそうです。

具材は、地域が山間部であれば山の幸、海に面した場所であれば海の幸が使われるように、地域のそれぞれの産物が使われます。
にんじんや大根、ネギなどの野菜はもちろん、東北地方ならキノコや山菜、千葉県であれば青海苔、広島県では牡蠣などが入っているようです。地域色豊かな個性際立つ食になっています。面白いですよね。生まれの違う方とお雑煮だけでもお話しが出来そうですね。

祝箸

お正月に使うお箸は箸袋に各人の名前が書いてありますよね。
お節やお雑煮を食べるとき、各人が使うお箸が決まっています。
両端が細長くなっている祝い箸というものを使いますが、これは取り箸と食い箸の使いわけではありません。
一方を人が使い、もう片方を神様が使う「神人共食」を表しており、とても縁起の良い箸なっています。

実有己さんのつまつま日記

お雑煮と一口に言っても、地域によって具材も違えば、お餅の形も違います。あるところでは、あんこの入ったお餅を食すとも聞いています。
汁にしてもすましのところもありますし、白みそを使うところもあって、お出汁の取り方も異なるのでしょうね。

違いはあれど、前の年の収穫に感謝し、今年の収穫も豊作になるようにという祈り、年神様に感謝するという根本の心の部分は同じなんだろうと思っています。

年が明けて、正月休みが終わるとまたいつもの日常が戻ってきます。
2025年はもっと普段の生活を丁寧に過ごしてみようと思っています。
また、新しいことお伝えできるようにしたいと思っております。

皆様に和のこと、日々の機微のこと、私のことを綴ってまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。

いつもありがとうございます。🙇

和を暮らしに取入て、毎日を丁寧に優しい気持ちで過ごしていきたいですね。「丁寧な和暮らし」は美しく上質な暮らしを引き寄せるお教室です。


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着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。
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