お盆が行われる月の1日は釜蓋朔日(かまぶたついたち)といって、あの世の釜の蓋が開く日と呼ばれています。
準備
13日は「お盆の入り」といい、お盆の初日にあたります。迎え火を焚いて、提灯をつけてご先祖様をお迎えする準備をします。ご先祖様のお墓が近くにある場合は、お墓の前でちょうちんや灯籠を灯したりもするようですね。
お墓のお掃除
近くにご先祖様のお墓がある場合は、普段からお掃除もされていると思いますが、遠方だったりすると帰省した際に、キレイにしておくと気持ち良くお迎えできますね。墓石は水をかけながら、高いところから下のほうに向かって雑巾や軟らかいスポンジで水拭きをするだけで良いようです。 故人の身体を拭いてあげるような優しい気持ちで丁寧に行うとよいようです。
仏壇のお掃除
こちらも自宅に仏壇があれば、毎朝夕お供えやら片付け、掃除などもされているでしょう。仏具は小さなものが多いので、お掃除には少し注意が必要なようです。心配な場合は、仏具屋さんに確認されるのがトラブル回避になると思います。
1.位牌毛ばたきで埃を払います。
2.アルミ、ステンレスといった金属製品の仏具は、金属用の研磨剤で磨き、柔らかい布で拭きます。
3.木製の仏具はや表面に塗りのある仏具はほこりを払い、柔らかい布で水拭きをした後、乾いた布で完全に水気を拭き取ります。
提灯などの飾り物の準備
家の入り口に目じるしとしたちょうちんを下げたり、ご先祖様が迷子にならないように迎え火を焚いたりします。もう少し見ていきましょう。
準備するもの
ご先祖様の霊を家に迎え入れる時に焚く火のことで、自宅に帰ってくるときの目印になります。家の門や玄関で、素焼きの焙烙(ほうろく)と呼ばれる皿に、おがらという麻の茎の部分を折り重ねて火をつけます。麻は清らかな植物とされており、悪いものを清めるという意味があります。また、迎え火が変形したのが盆提灯です。
門前につるした提灯も、ご先祖様の霊が帰ってくるときの目印になります。
焙烙(ほうらく)とおがら
焙烙皿は、迎え火・送り火のときに使う素焼きのお皿のことです。お盆の入りには焙烙皿におがらを乗せ、火を焚いてご先祖様をお迎えをします。おがらは古来から清らかなものとされてきた麻の茎の部分の皮をはいだものです。場を清めて、ご先祖さまの霊を迎えます。盆の時期になると、花屋やスーパーで売られているようです。
盆提灯(ちょうちん)
盆提灯もご先祖様が迷わず家に帰ってくる目印として飾るものです。盆提灯は最高のお供え物とされています。精霊棚(しょうりょうだな)や仏壇の前に飾ります。美しい絵柄の入ったものが多くみられます。
初盆では、初めて帰ってくる故人の霊が迷わないように白提灯を吊るすそうです。
白提灯は一度使ったらお寺などに持っていき、供養していただくのが良いようです。
番外編
四十九日が終わっていない場合はどうするのか?その場合もやはりお盆の行事は必要なようです。お遺骨がまだお墓に収められていなくとも、お亡くなりになられた方の霊はあの世からいらっしゃるようですね。
引用: ボクシル
枯れないお花を準備
お供えするお花は故人が好きだったものを選ぶのも良いなと思っています。亡きおばあちゃまは向日葵が大好きだったようです。闘病していた時もお花を愛でて癒されていたのではないかと推測します。近くではなかったので、夏休みや冬休みを利用して会いに行っていました。これだと枯れないので、たくさんの向日葵を飾ることができます。
実家は分家の分家の分家くらいで、ご先祖様のお写真などはありましたが、仏壇というものがなく、おばあちゃんち(広島)に行かないと仏壇やお墓に手を合わせることがありませんでした。そこで今回はお盆のことを知りたいということもあり、色々と調べておりました。準備のこと、お盆の最中、後についてはふむふむと思っていたのですが、一つあれ?と思うことがありました。それは、閻魔様のお話しは見聞きするのですが、天国からの話を見なかったのです。釜蓋朔日も地獄の窯蓋のことのようですし、あの世から戻ってこられるのは、地獄からなの?と不思議に思うところがありました。これはもう少し色々なものを探してみようという気にもなりました。
まだまだ暑さは厳しくなるようです。水分補給をしっかりして、涼しくしたお部屋で指先に気持ちを集中させる『乙女時間』持ちたいと思います。毎日を心静かに過ごせるように、自分に人に優しくなれるような教室を開催していきます。🌸
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