ワークショップ

【つまみ細工の材料は?】

毎月、つまみ細工のお教室やワークショップをオンライン&リアルで開催しております。この時に使いいただく材料は様々あります。代表的な材料をご紹介いたします。

作りものをするので、材料が必要なのはご存じだとは思います。どんなもので作られてる?材料ってどこで買えるの?着なくなった着物の生地は使えるの?と???がいっぱいになってませんか?今はネットで検索すれば色々出てきます。ただ、沢山ありすぎて、これはどうなんだろう?と迷子になることないですか。初心者の方なら、特別なものをお作りになるならの視点でご紹介させていただきます。

つまみ細工の材料について

江戸時代中期くらいから作られているつまみ細工。小さな端切れも勿体ないということで作られたとも聞きますし、手先の器用な男性が作り始めたとも聞きます。出所に関する書物等がとても少ない伝統文化の手仕事の一つです。職人さんたちは、薄い羽二重生地を使って、染めて糊付けして、裁断し、糊を使って花鳥風月の簪などを形作られています。

生地1:正絹

元は薄い正絹の羽二重生地を用いて、作られていました。4匁や6匁、8匁・・・など、数字が大きくなるにつれて、生地は厚みをもったものになります。透け感や柔らかい曲線美、逆にシャープな直線美を自由自在に形作ることができる生地です。ほとんどが白生地なので、白以外のお色の場合は、染めも必要になります。

生地2:一越ちりめん

お教室の基礎科やワークショップで使っている生地です。この生地を使うことにより、手に入れやすく、職人さんのように修行と積まなくてもある程度の練習でつまみ細工をつまみやすくなっています。手芸店やネットショップでも生地専門店で購入することができます。ただ、作られているメーカーによって生地の質感やお色、艶感が異なるようです。

生地3:着物地

着物とひとくくりにするのは難しいですが、着物を着なくなったので再利用したいと考えることも多々あると思います。実際、ワークショップやお教室でも質問されることがよくあります。生地の厚みと接着剤がつく生地かどうかを見極める必要があります。また、作る予定のモノがとても小さなものの場合は、薄生地が適しています。余り布があれば、まずは想定のサイズで丸つまみ、剣つまみをつまんで確かめてみるのが良いですね。

生地その他

好みによりますが、綿やキュプラ、化繊といった生地も厚みがあまり無ければ、問題なくつまむことができます。ただ、気を付けないといけないのが、接着剤で貼れないものは縫ったりといった別の工程が必要になるので、要注意です。また、ジャージーのような伸縮にとんだ生地はカット自体が難しいので避けるのが無難でしょう。

おちりん

つまみ細工を葺く土台のようなもの。厚紙をそのまま使うこともあれば、厚紙を布地で包み、ワイヤーをつけて使うこともあります。必ずしも円型ではなく、完成のイメージに合わせて変化します。

花芯

花の中心にある雄蕊や雌蕊とするもの。ビーズやスパンコール、ガラス、糸巻ワイヤーを使ったもの、造花でも用いられるペップもよく使われます。くるみボタンのように穴が見えないボタンなどもあります。これも〇〇でないといけないということはなく、使いやすいもの、好みに応じてでOKです。自作することも可能です。ご参考になさってください。


つまみ細工は職人さんが作る材料には様々な制約があるかと考えますが、そうではない私たちが自分たちの楽しみで作ることにおいては、楽しい気持ちがあれば良いと思っています。材料も身近なところで調達できれば、作業のハードルもグンと下がると思います。


実有己さんのつまつま日記

紅や黄色で彩られた山々、近くの公園でも落ち葉がハラハ落ちてきて、お散歩していても良い季節だなぁと思います。季節が動くと空の高さや空気の質、陽の光も少し変わるような気がします。ちょうど今はお散歩にぴったりな気候で、お昼間なるべく時間が取れれば公園などを散策するようにしています。歩くのは時間がかかるものですが、その時間自然から沢山の刺激を与えてもらえています。そうして歩いていられることにも感謝することができるようになって、和の手仕事「つまみ細工」が私に与えている影響は計り知れないなとも思っています。皆さんはご自分に影響しているものってありますか?もし、これが影響していると思うというものあれば、教えてくださいね。

和を暮らしに取入て、毎日を丁寧に優しい気持ちで過ごしていきたいですね。丁寧な和暮らしでは上質な暮らしを引き寄せる、そんなお話を皆さんとしたいと考えています。

ABOUT ME
ikeda-ya
着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。
毎月体験会開催(第2木曜日)

ブローチ


各日 定員:5名 講習費+材料費+税=3,300

12月12日(木)★リアル(横浜)

  • 午前10時30分~午後12時

2025年1月9日(木)★リアル(横浜)

  • 午前10時30分~午後12時

2025年2月13日(木)★リアル(横浜)

  • 午前10時30分~午後12時

お申込み手順

  1. お申込みボタンをクリックするとフォームが開きます
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