ワークショップ

【七十二候・一粒万倍日】霎時施と仏滅×一粒万倍日 – 通り雨が教えてくれる「手放して始める」美学

こんにちは。和のしま結び人:みゆきです。

2025年10月23日〜11月6日頃(霜降)そうこう
2025年10月28日〜11月1日頃(霎時施)こさめときどきふる

🌸ここで皆さんに問いかけてみたいと思います。

何かを新しく始めるとき、古いものを手放すことを恐れていませんか?
以前の私は、古いものを手放せませんでした。二度と手にできないかもしれないと勝手に恐れていたから。

秋の通り雨が、降っては晴れ、また降っては晴れを繰り返す様子を見たとき、どんなことを感じますか?

「終わり」と「始まり」が同時にやってくる日に、あなたは何を手放し、何を始めたいですか?

霎時施(こさめときどきふる)- 通り雨が洗い流すもの


今日から七十二候は「霎時施(こさめときどきふる)」の期間に入りました。

「霎(こさめ)」は時雨(しぐれ)のこと。 秋から冬へと向かうこの時期、降ったと思ったらすぐに晴れ、また降ってはまた晴れる。 そんな通り雨が頻繁に見られる季節です。

「霎時施」の「施」には「ほどこす」という意味があります。 小雨が時々降って、恵みをもたらす。

通り雨は、降っている間は少し足を止めさせられますが、過ぎ去った後の空気はとても清々しい。 古いものを洗い流して、新しい空気をもたらしてくれる。

それは、私たちの人生にも通じる大切な教えではないでしょうか。

仏滅×一粒万倍日 – 最強のリセット&スタート日

そして今日は、六曜の「仏滅」と選日の「一粒万倍日」が重なる特別な日です。

「仏滅なのに良い日?」

そう思われる方も多いかもしれませんね。

でも実は、この組み合わせこそ最強の開運日なんです。

仏滅の本当の意味

仏滅は「仏も滅するほどの大凶日」と思われがちですが、本来は「物滅」。
つまり、「物事が一旦滅びて、新しく始まる日」という意味があります。

古い習慣、古い考え方、古いパターン。 それらを完全にリセットするのに最適な日。

通り雨が降って、古いものを洗い流すように。
仏滅は、心の中の古いものを手放す日なのです。

一粒万倍日の力

一粒万倍日は、一粒の籾が万倍もの稲穂になるという、新しいスタートに最適な吉日。

小さな行動が、やがて大きな実りになる。
今日始めたことが、将来大きな成果となって返ってくる。

そんな特別な日です。

だから、この組み合わせが最強

仏滅で完全にリセットして、 一粒万倍日で新しい種を蒔く。

古いものを手放したスペースに、新しい可能性の種を植える。

通り雨が降って、空気が清々しくなった大地に、 新しい種を蒔くようなイメージです。

ミドルエイジの女性だからこそできること

手放す力

40代、50代の私たちには、若い頃とは違う「手放す力」があります。

若い頃は、何でも手に入れたい、すべてを経験したいと思っていました。 でも今は、本当に大切なものが何かを知っています。

手放すことは、失うことではない。 手放すことは、選ぶこと。

  • 効率の悪い働き方を手放して、本当に価値のある仕事に集中する
  • 無理な人間関係を手放して、心から信頼できる人との絆を深める
  • 「こうあるべき」という思い込みを手放して、自分らしい生き方を選ぶ

通り雨が一度降って空気を清めるように、 私たちも定期的に「手放す時間」を持つことが大切なのではないでしょうか。

今日できる具体的なアクション

1. 手放すものをリストアップする

🌟紙に書き出してみる

  • 仕事で手放したい習慣は?
  • 心の中で手放したい思い込みは?
  • 物理的に手放したいものは?

書き出すことで、驚くほど心が軽くなります。

2. 新しく始めることを決める

🌟一粒万倍日の今日、小さなことでもいいので何か始めてみましょう:

  • ずっと気になっていたスキルの学習
  • 健康のための新しい習慣
  • 自分磨きのための投資
  • 新しい人間関係への一歩

3. 通り雨を観察する

もし今日、実際に雨が降ったら、少し立ち止まって観察してみてください。

降る前の空気、降っている間の音、降った後の清々しさ。

自然が教えてくれる「浄化と再生」のリズムを、体で感じる時間です。

4. つまみ細工の時間を持つ

手を動かすことで、心も整います。

一つひとつ丁寧につまんでいく作業は、 まさに「手放す」と「創る」の繰り返し。

古い布から新しい花が生まれるように、 私たちも古いものを手放して、新しい自分を創り出すことができます。

通り雨のように生きる

通り雨は、長く降り続けることはありません。
降って、晴れて、また降って、また晴れる。

これは、人生のリズムそのものですね。
ずっと晴れ続けることもないし、 ずっと雨が降り続けることもない。

大切なのは、雨が降ったときに「また晴れる」と信じること。
そして、晴れたときに「また雨も来る」と知って準備すること。

40代、50代の私たちは、 もう人生のリズムを知っています。

だからこそ、今日のような「仏滅×一粒万倍日」という特別な日を、 最大限に活かすことができるのです。

今日という日を大切に

仏滅×一粒万倍日×霎時施。

三つの要素が重なって、 「手放して、洗い流して、新しく始める」 というメッセージを伝えてくれている今日。

通り雨が古いものを洗い流すように、 心の中の古いものを手放して。

一粒万倍日の力を借りて、 新しい自分への種を蒔く。

そんな特別な一日にしてみませんか?

明日になれば、また違う日が来ます。
でも今日という日は、今日だけ。

通り雨の後の清々しい空気のように、 心も軽やかに、新しい一歩を踏み出しましょう。🌸

和の暦が教えてくれること

次の七十二候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」は11月2日頃から始まります。

紅葉が美しく色づく季節、また新しい気づきをお届けしますね。



みゆきさんのつまつま日記

急に寒くなりましたね。
秋の気持ち良さが少しだけという気もしますね。

暦を暮らしに取り込むようになって、あぁ今の時期ってこうなのね。とか
少し先の時期はこういう気候になってるから備えておこうとか、先に考えることができるようになりました。

やりたいことはある。努力もしてる。たくさんの学びは行ってきた。でも一歩が踏み出せない。一歩は出したけど、続かない。
頑張ってるのに心が折れそうになる。
そんな方いませんか?まずはあなたのこと聞かせてください。

子ども達から嫌がられていた私が今ではとっても仲良しになり、自分ビジネスも少しづつ回すことができるようになってきました。
頭で覚えたのではなく、実体験で行ってきたこと全部お伝えします。

そんな貴方に贈りたい講座をご用意しました。
新しい『みゆき道入門』をお知らせします。

秋はもうすぐなので、体を冷やし過ぎないようにしたいと思います。毎日を心静かに過ごせるように、自分に人に優しくなれるように在りたいと考えております。🌸

ABOUT ME
ikeda-ya
着物、茶道、和小物を暮らしに取り入れると良いコトが起こりそう。 噛めば噛むほど味が出る小さな幸せを感じられそうな気になります。