出雲以外の地域では、神無月。
出雲(島根県)では、神様が終結するので【神在月】(かみありづき)と呼ばれます。
神様たちの議題は?
年に一度、出雲大社に集まった神々は、人の運命や縁(誰と誰を結婚させようか)などを話し合います。
遠距離でも出会い、結婚するようなことがありますが、この会議の結果なのかもしれませんね。
その為、出雲大社は縁結びの神様の代表格になります。
また、来年の天候や農作物や酒の出来具合なども話し合われるそうです。
何故出雲に集まるの?
出雲大社の神様は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。
天を司る天照大神(あまてらすおおみかみ)に対して、大地を象徴する神様です。
大国主大神は子だくさんで、その子どもたちを全国各地において国を管理させました。
そして、子どもたちが年に一度出雲大社に里帰りし、その年の報告や来年の相談をしていました。
やがて、他の神様たちも同行して出雲に集まるようになったといわれています。
神無月のしきたり
神無月:全国から出雲に神々が集まるため、出雲以外ではこう呼ばれます。
引用:暮らしの歳時記
★神送り(旧暦十月一日)
出雲へ行く神々のために、お弁当を準備。
餅をつき、三つにわけて、藁で縛り、屋内(台所・床の間・神棚)に供える。
★神迎え(旧暦十月十日)
出雲に到着した神々を龍蛇神(りゅうじゃしん)が稲佐の浜から出雲神社へ案内する。
出雲では龍蛇様としてまつり、佐太神社へも迎える。
★神在祭(旧暦十月十一日~十七日)
神々が『神議り』(かみはかり)という会議を行う出雲退社の「上宮」(かみのみや)や宿舎とされている「東西十九社」(とうざいじゅうくしゃ)で、お祭りが行われる。
★神迎え(旧暦十月末日)
出雲での会議を終えた神々がそれぞれの国へと帰っていきます。
それをお迎えするため、餅をつき、里芋やゴボウなどをいれた汁物を作り、神棚に備えて、食します。
日本の神様たちにもギリシャ神話のような伝説が。
日本書紀や古事記などには天照大神の話や須佐之男命の八岐大蛇と戦ったという話。
出雲独自の神話と言われる国引き神話。
まるで外国語のような古文の文章や文字ですが、翻訳されたものは人間味あふれる神様や現代に息づいているしきたりなどが垣間見えて、新しい発見ができると思います。
秋の夜長に和に親しみながら、心静かに新しい発見してみませんか。
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