着物が大好きな私ですが、着物のサイズを測ってもらった時は、それ何?と思ったほどに分からなかった日本の単位。1尺5分や2寸などなど、きっと業界用語なのだわって思っていました。が、キチンと伺ってみると着物の世界ではまだまだ普通に使われている単位。つまみ細工をお勉強させていただいたHIMEKOさんの講座でも寸や分でサイズ表記がされていました。他にもあるかしらと目を向けてみるとまだまだあるようなので、一緒に見ていきましょう。
日本の単位
尺=長さ
貫=質量
坪=面積
升=体積などなど、それぞれの用途に合わせて呼び名があります。
長さ
つまみ細工や着物のサイズで良く使われる単位です。
分=0.303cm 50円玉の穴が直径4ミリなので、一分はそれよりも少し小さな長さです。
寸=3.03cm 「一寸法師」はこの長さなので、体長3㎝くらいですね。
元々、親指の幅の長さに由来すると言われています。(人によりますよね。)
尺=30.3cm 親指と人差し指を広げた両指先の長さが由来となっているそうです。
ちなみに、一尺と1フィートはほぼ同じ大きさ。フィートは足のサイズを
由来としていて、一尺も足のサイズとほぼ同じ。面白いですよね。
体積・容量
1勺=0.018L 長さの尺と音は同じですが、こちらは液体の単位です。
1合=0.18L 3合炊きや5合炊きなどご飯炊きはこの単位です。
1升=1.8L 一升瓶というように、お酒やお醤油などの単位です。(ご飯もありますけど)
質量・重さ
1分(ぶん)=0.375g 長さの分(ぶ)と同じ字ですが、読み方が少し異なります。
1匁(もんめ)=10分=3.75g つまみ細工で4匁や6匁、10匁の生地を使いますが、これは生地の薄さではなくて重さなんですね。同じ大きさの生地で匁数が小さい方が軽いので薄い生地ということになります。
1貫(かん)=1000匁=3.75kg 百貫デブってその昔使われていましたが、百貫=375㎏なんですね。凄いです!
1斤(きん)=160匁=600g 食パンは350~450gを1斤というそうです。
他にも
他にも色々ありますよね。
里=約4㎞
町=110m
間=6尺=1.82m
毛=0.0303mm 長さの最少単位のようです。きっと髪の細さからきているんでしょうね。
こうしてみると体から来てるものや畳や間口からきているものなど、生活に根ざしたものがほとんどのようですね。
つまみ細工をつまむ準備で欠かせないのが、生地をカットすること。正方形に切る必要があるので、慣れているメートル法を使っています。何枚も何枚もカットしているとほんの少しでもずれるとあちゃ~やってしまったわぁって思いますが、それは慣れたものでつまむ時につじつま合わせができるようになってきます。良いのか悪いのか・・・。販売するための生地はそういうわけにはいかないので、もちろんキチンとカットしたものを使いますよ。ご安心ください。
また、ワイヤーも必要な長さにカットします。この時もキチンと長さを図ります。いつも大体決まった長さをカットするのですが、時々天邪鬼が出てくるのか、この長さだったらどうなんだろう?とお試しサイズにする場合もあります。それはそれでささやかな楽しみなのです。
そんなお話しもするワークショップ、ほぼ毎月開催しております。【桃の節句】のお飾りも3月中旬まで行います。楽しいお話し沢山できると嬉しいなと考えております。
和を暮らしに取入て、毎日を丁寧に優しい気持ちで過ごしていきたいですね。丁寧な和暮らしでは上質な暮らしを引き寄せるお教室です。
ブローチ
各日 定員:5名 講習費+材料費+税=3,300円
9月12日(木)★リアル(横浜)
- 午前10時30分~午後12時
10月10日(木)★リアル(横浜)
- 午前10時30分~午後12時
11月14日(木)★リアル(横浜)
- 午前10時30分~午後12時
お申込み手順
- お申込みボタンをクリックするとフォームが開きます
- 必要事項をご入力の上、「確認画面へ」ボタンをクリック
- 確認画面で入力内容を確認したら「送信する」ボタンをクリックしてください
- 3営業日内に受理の返信します。(土日祝は除く)
- 横浜教室の道順・オンラインURLなどは後日メールでお知らせいたします。